Majotta’s Workshop

インディゲームのいろいろと、ちょっとした創作

RPGとADVの境界:Fabled Lands

 

前回の記事では褒めちぎりましたが、ちょっと冷静になりました。

そこで、Fabled Landsの「あまり良くないところ」の話もしようと思います。

 

  1. 能力値配分がないこと
  2. 戦闘で経験点が得られないこと
  3. マップが広すぎること

 

主に、この三点ですね。

3は良いところでもあるのですが、1と2については、RPG(ロールプレイングゲーム)というよりはADV(アドベンチャーゲーム)に近いということで、賛否分かれる部分かもしれません。

 

本作でRank(レベルに相当するもの)が上がるのは、特定のクエストを完了した場面のみであり、いわゆる稼ぎや狩り、つまり戦闘でレベル上げをすることはできなくなっています。そのため、これはRPGではないのでは?という意見も必ずでるでしょうから、あえてわたしも、「ADV寄りのRPGである」と定義することにしました。

 

これはCRPGとしての楽しさを求めるのか、あるいはTRPGとしてのそれを求めるのかで、評価が180度変わる可能性があり、ちょっと慎重に意見を述べることにはします。ゲームとしては、作りがわりと丁寧で出来がいいのですが、やはり、グラインド(レベル上げ)を楽しみたい人には、物足りないゲームであるのも事実でしょう。それと、任意の能力値配分要素がないのも、人によっては許しがたい部分かもしれません。

 

それでも、基本的にはRecommended(おすすめ)かな。この世界に触れるという体験部分だけを切り取っても、良作に出会えたと、わたしは感じているからです。

 

 

あと、最初の職業選択についてですが、積極的に戦闘をしたいのならば、問題を会話で解決するのが得意なトルバドールは避けたほうが無難かもしれません。やはり戦いの専門家である戦士や魔法使いなどがいいと思います。たぶん。