Majotta’s Workshop

インディゲームのいろいろと、ちょっとした創作

インディーゲームの終焉と、未来への希望

インディーゲームを扱う、当Blogでこの話をするのは憚られますが、やはり言わないといけないと思うので、あえて記事にします。

 

わたしはインディーゲームというジャンルが広く認知された時点で、もうこの世界は終わりに近いと思っています。まだ未定義の、つまりジャンル化していないからこそのサブカルチャーであり、ジャンル化された時点で、それはもうメインカルチャーだからです。

 

Steamには遊びきれないほどのゲーム、そして誰の目にも止まらないゲームも山ほどある。つまりそれだけ参入者が多いわけで、今からインディーゲームを始めようという人は、言い方は悪いですが、少なくともアーリーアダプターではないわけです。

 

だから、このジャンルは一旦は死んだ、とわたしは思っています。

今あるのは、ほとんどが「インディーゲームというメジャーゲーム」なのです。

あくまで認識上の話で、売上数云々の話ではないですけどね。

 

 

ですが、希望はある。

 

なぜならゲーム文化自体が死んだわけじゃないからです。

インディーゲームが熱いとか言ってる人は、所詮はファッションゲーマーでしかなく、もともとその世界を支えていた人が消え去ったわけじゃない。ちゃんといるんです。

 

 

さて、今はわたしはこのゲームをプレイしています。

知る人ぞ知るインディーデベロッパー、個性的かつ独創的なゲームを数多く輩出してきたSoldak Entertainmentの初期の作品であり、また古き良き時代のハクスラゲームですが、やはり令和の時代の今プレイしても、色褪せない面白さと魅力が詰まっていると、改めて感じました。

 

とにかくキャラクターの育成と、アイテムを拾うのが楽しい。

ハクスラとはかくあるべきではないかと、このジャンルの魅力を再認識しました。

 

 

そういえば、Din's Curseがリリースされた頃は、まだインディーゲームという言葉すらありませんでしたね。いやあったかもしれませんが、少なくなくともメジャーとインディーという区分で考えてはおらず、みな単に「面白いゲーム」としか言っていませんでした。

 

それが本当のアーリーアダプターであり、ファンなんですよ。

ちなみにイノベーター層は、このゲームを作った人たちですので、我々ゲーマーはその次の層でしかありません。

 

まあ、そういう感じで、インディーゲーム界隈における現状に対しては、わたしもいろいろと物申したくなるのです。今インディーゲームが熱いのではなく、もうその時代は過ぎ去ったのです。

 

とはいえ、初期の頃からこの世界にいた者の一人としては、その時代における隆盛、時流を冷静いや冷笑的にかもしれませんが、見てゆこうかなと思っています。

 

なぜなら、わたしはゲームという遊びをやめませんからね。